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発達障害の症状

 発達障害の症状については、人によって個人差が大きいですが、代表的なものとして、

・言葉が遅い
・首がいつまでもすわらない
・極端な偏食や服装などへの執着に近いこだわり
・集中力が続かない
・何かに集中すると声をかけても気がつかないほど没頭する
・一人遊びが好きで、他の人とのコミュニケーションがとれない
・常に体を動かしていて、じっとしていられない
・ごっこ遊びができない
・順番が守れない
・他の人の邪魔をしてしまう
・すぐにキレて、暴力をふるう
・読み書き、計算、推論などができない
・オウム返しが多い
・会話が成立しない
・人が話し終わるのを待ちきれず、さえぎって話し始める
・不器用で運動が苦手
・人の表情が読み取れず、思ったことをそのまま口に出してしまう

 などがあります。
 
 さらに病名別にはこうなります。
・高機能広汎性発達障害(アスペルガー症候群・高機能自閉症)
 自閉症は、[1]社会性の障害(仲間をつくることが苦手、他人といっしょに楽しんだりすることが苦手)、[2]コミュニケーションの障害(言葉の発達が遅れ、おうむ返しが多い。ごっこ遊びや物まね遊びができない)、[3]興味や行動がかたよっている(習慣や儀式へのこだわり、同じ行動をいつまでも繰り返す)という特性をもっています。
 この中で、知的な遅れのないものを「高機能自閉症」呼び、さらに言葉に問題を持たないものを「アスペルガー症候群」と呼んでいます。
 関心ある領域には博士並みの知識をもっていることがあり、「自分の気持ちがすむかどうか」へのこだわりがあります。また動作が不器用であることが少なくありません。

・注意欠陥多動性障害(AD/HD)
 年齢に不相応な注意力の不足、衝動性、多動性を特徴とする障害で、社会的な活動や学業に支障をきたします。
 集団生活がはじまると特徴が次第にはっきりしてきます。
 「不注意」は忘れ物が多い、気が散りやすい、指示に従えず仕事を最後までやり遂げられない、気持ちを集中させて努力し続けなければならない課題を避けるなどの症状をさしています。
 「衝動性」は順番を待つのが難しい、他の人がしていることをさえぎったり邪魔したりする、すぐにキレて手が出てしまうなどの症状です。
 「多動性」は授業中にすぐに席を離れてしまう、手足をいつもそわそわ動かしている、しゃべりすぎる等が特徴です。チックを伴っていることもよくあります。

・学習障害(LD)
 一般的な知的発達に遅れはありませんが、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論する、などの特定の能力の習得と使用に著しい困難を示すものを学習障害と呼びます。
 読み書きがとても不得意、数の概念がわからなく計算ができない、テストの問題の意味がわからないなどの症状がみられます。

 
 医師の診断を受けて具体的な診断名をつけられたけど、自分には(もしくは、自分の子供には)その診断名に特徴的な症状はあまりないように思うという場合は、他の医師の診断を受けてみるのも一つの方法です。

 個人差がとても大きい発達障害は、診断名を特定することが難しく、そもそも、発達障害なのかの判断も専門医でないと難しいでしょう。

 診察を受けた時期に一番特徴的だった症状に当てはめて、診断名がつけられることもあるようです。

 発達障害による症状が出ていても、その程度が軽い場合、周囲には、「ちょっと変わった子」、「付き合いにくい子」と思われて、本人の生きにくさや孤立感、苦悩などは理解されないまま、大人になってしまうこともあるでしょう。

 周囲の無理解によって傷つけられて、うつなどの二次症状が起こり、その二次症状で診断されてしまうこともあるようです。

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